2010年03月22日
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Windows Server 2008 R2とIIS 7.5で仮想ディレクトリに対してWebDAVを有効にする方法についてのメモ

Written By: 川俣 晶連絡先

 Windows Server 2008 R2とIIS 7.5でWebDAVを有効にする方法ですが、思わぬところで手こずってしまったのでメモしておきます。結論として仮想フォルダだけ有効化するにはちょっとしたコツがあるようです。

基本的には §

 基本的にはInstalling and Configuring WebDAV on IIS 7で説明されている手順通りです。

 実際の画面は少し違うかも知れませんが、WebDAV発行がインストールされていればOKです。サーバマネージャの役割をクリックしてしばらく待つと出てきます。

有効化の方法 §

 IISマネージャを開きます。

 「WebDAVオーサリング規則」というアイコンが存在することを確認します。

  1. 有効化したい仮想フォルダが属する仮想サイトの「WebDAVオーサリング規則」を開きます (仮想フォルダの、ではない)
  2. ここで出てきたペーンを右クリックすると「有効化」のメニューがあるので選びます。「無効化」が出てくる場合は既に有効化済みなので操作の必要はありません
  3. 有効化したい仮想フォルダに移動して、「WebDAVオーサリング規則」を開き、アクセスを許可するアカウント等に関する情報を設定します

余談 §

 つまり、問題はここです。"3.When the WebDAV Authoring Rules page is displayed, click the Enable WebDAV task in the Actions page."。サンプルは仮想サイトだからメニューに出てきますが、仮想フォルダでやると有効化のメニューが出てきません。仮想サイトレベルで許可を出しても、他のフォルダにはアクセス許可を出さなければ誰もWebDAVアクセスできないので、それでも構わないわけですね。